高校中退を親に説得する方法!【適切な伝え方が重要】

高校中退を考えていますが、反対されています。どうにか親を説得する方法を教えてください。

高校中退について親を説得するには、自分の気持ちや考えを「適切な内容で・適切な順番で伝える」ことがとても重要です。

なぜなら、親といっても、

  • 自分の気持ちや考えを100%理解してもらうのは難しい
  • 長く生きていて社会のことを知っている分、自分との考えが異なる

このようなことがあるからです。

なのでそんな親を説得するのであれば、理解してもらえる方向に持っていけるよう、適切な内容で、適切な順番で伝えることが重要なわけです!

Saki

いろんな考え方の人がいるので、必ずしも理解してもらえるとは限りません。ですが少しは理解してもらえる可能性が高まるはずです!

この記事では、高校中退を親に説得する適切な手順について書いていきます。

目次

親に高校中退を説得するならまずは反対の理由を理解する

親を「説得」したいと考えている場合、多くの人が親から高校中退について反対されているのではないでしょうか?

その場合、「なんで分かってくれないんだ、、」と感じたり、感情的になってしまうかもしれません。

しかしここは一旦冷静になって、まずは親が高校中退を反対する理由について理解することから始めてみてください!

自分が理解してもらいたいのと同じように、まずは自分が親の考えを理解することで、何を伝えるべきかを考えやすくなります。

親からの反対理由にはいろんなパターンがあると思いますが、ここではよくあるものについて書いてみたいと思います。

よくある親からの反対理由
  • 社会では高校中退は受け入れられないからダメ
  • 中卒では就職できる場所が限られるからダメ

社会では高校中退は受け入れられないからダメ

「社会では高校中退は受け入れられないよ」という言葉は、結構言われている方も多いんじゃないでしょうか?

Saki

実際に私も親に言われた言葉です。

しかしこれは半分正解で、半分間違いです。

確かに高校中退というだけで、社会からは「何か問題がある人」「逃げ出した人」とみなされやすくなります。

しかしだからといって、社会で完全に受け入れられなくなるわけではありません。

問題がある人と見られやすいだけで、そのイメージを覆せるかどうかは本人次第で変わります。

実際に私は就活時になぜ高校中退したのか、その原因に関して今はどうなっているのかと質問されたことがあります。

それに周りにも高校中退について聞かれることが多く、「やっぱり世間一般ではいいことではないんだなあ」と感じました。

ですが理由をきちんと説明したうえで、その原因についてはもう解決していることを伝えると、とくに大きな問題にはなりませんでした。

Saki

就活でも無事に採用してもらえましたよ!

しかしやはり、社会では受け入れられない場合もあるという親の考えは正しくもあるので、説得するにはこの厳しさも理解する必要があります。

中卒では就職できる場所が限られるからダメ

「中卒だと就職できる場所が無いよ」「中卒だとお先真っ暗だよ」のような言葉も多いのではないかと思います。

これに対して、そんなことない!なんとかなる!と思うかもしれませんが、この親の意見は8割ぐらい正しいです。

もちろん中卒で就職できる確率が0というわけではないですが、

  • 中卒では応募すらできな会社も多い
  • 応募できても学歴で落とされることがあるのも現実
  • それによって働ける場所が限られるのは事実
Saki

このように、現実ではかなり厳しい状況になってしまいます。

先ほど8割正しいと書きましたが、残りの2割はというと、下記に当てはまるなら中卒だろうと関係ありません。

  1. 仕事内容や働く場所などを選ばないなら仕事はある
  2. 業界やスキル次第では中卒でも問題ない

まず①は、たとえば仕事内容は肉体労働でもOKだとか、給料や労働時間などはまったく気にしない、などであれば中卒でも働ける場所はあります。

また、②のように学歴が関係ない業界や職種を選んだり、高レベルな専門スキルや知識を持つのであれば、問題ありません。

ただ、たとえばWeb業界など、全体では学歴が関係ない傾向だったとしても、会社によって「高卒以上」の条件を設けている場合もあります。

高校中退しても通信制に通ったり、大学に行くなら話は別ですが、そうでないなら挑戦すらできない状況を自ら生み出すことになるのも含めて、親は反対していたりするのでしょう。

応募したくてもできない、挑戦したくても諦めなければいけない。

親は決して脅しで言っているのではなく、リアルな現実を知っているうえで、子供のことを考えて反対しているということも、しっかり理解しておきましょう。

高校中退を考える人が親を説得する方法

親が高校中退を反対する理由を理解したら、次は親を説得する方法を考えていきましょう!

Saki

下記の3つについて丁寧に考えていくのがポイントです!

  1. 自分の今の状況や中退の理由を細かく伝える
  2. 最悪の状況になることは理解していることを伝える
  3. これからどうする予定なのか未来像を伝える

①自分の今の状況や中退の理由を細かく伝える

まずは自分の今の状況や中退の理由を、伝えることから始めましょう。

  • 人間関係や環境のこと
  • 勉強のこと
  • なんとなくやる気がでない
  • とくに理由はない

ただやみくもに高校中退したいと言っても、理解してもらえないのは当たり前です。

自分がなぜ高校を中退しようと考えているのか。

場合によっては今の現状を伝えるのは辛いかもしれませんが、相手に理解してもらうためには、それを伝える必要があります。

そしてこのときのポイントは「細かく」伝えることです。

Saki

自分の気持ちや考えは、親だとしてもなかなか伝わらないものです。

「これぐらいで分かるだろう」や「察して」というのは通らないので、できるかぎり細かく伝えるようにしましょう!

②最悪の状況になることは理解していることを伝える

高校を中退することで、少なからず自分の人生が不利になることは確実です。

上でも書きましたが、

  • 社会では高校中退は受け入れられない
  • 中卒では就職できる場所が限られる
  • 周りから色眼鏡で見られる可能性がある
  • やりたいことが閉ざされる可能性もある

高校中退は、このようにいろんな不利を生み出してしまいます。

しかし、「それはきちんと理解した上で高校中退を考えている」ということも、説得するには重要な部分です。

親は子供のことを心配するものです。

Saki

実際に高校を中退した私が言うのもなんですが、親はかなり心配だっただろうと思います。

今高校中退を考えている人にとっては、親の心配や言葉はウザく感じるかもしれません。

もしくは親がいろいろ言ってくることに対して、なぜ自分の気持ちを理解してくれないのかと、悲しくなるかもしれません。

しかし親は心配してるということを頭に入れておいてください。

その気持ちを汲み取ったうえで、最悪な状況になる可能性もあることを理解したうえで、それでもなお中退を考えていることを伝えましょう!

③これからどうする予定なのか未来像を伝える

最後に、高校中退した後にどうする予定なのか、未来像まで伝えましょう!

ただただ今高校を中退したいと言うだけではなく、今後の予定や考えを伝えるのも、親を説得するには必要だと思っています。

  • 通信制高校に通う
  • 高卒認定を取得する
  • 大学に行く
  • 就職する

など、これらのことを、できれば「どこの学校」とか「どの仕事」まで具体的に言えるようにしておく方がいいです。

人生を少しでも良い方向に持っていくためにも、自分で調べながら、事前に未来のことを考えておくのは大事です。

Saki

これは社会人にも言えることですが、たとえば転職したいと思った時を考えてみてください。

今の職場を辞めたいからといきなり退職すれば、精神的な安定は保たれますが、人生的には不安定になってしまいますよね。

実家に住んでいるなら生きてはいけますが、計画もなしに辞めると、後からくる心への負担は意外と大きいものです。

退職したあとは休息期間を設けるのか、すぐに転職活動するのか、勉強を始めるのかなど。

Saki

この辺りを事前にしっかり考えておくことで、「失敗した・間違えた」を防ぐことができますよ。

これが高校中退となると、社会人の転職よりもさらに慎重に考えなければいけません。

転職とは違い、一般的な通常ルートから外れることになるわけなので、後悔しないためにも事前の入念な計画は大事です!

また、高校中退を反対する親に説得するには、ここまで考えていることを伝えてこそ、理解してもらえる可能性が広がります。

親の意見を取り入れて高校中退を辞める選択も大事

ここまでを実践してみて、それでも反対されたり、もしくはその中での親の意見を取り入れて、

高校中退を辞めるのも、1つの選択であり、大事なことです。

上記までのことを試しても、普通に高校を卒業してきた親であれば、説得に対して理解してもらうのは難しいかもしれません。

また、何十年も長く生きてきた親の話を聞いていると、思っていたより社会の厳しさを実感するかもしれません。

Saki

自分だけでは1つしか見えなかった道も、周りの話を聞くと意外といろんな道が見つかったりもしますよね。

どんな理由にせよ、高校中退しなくてもいいなら、卒業するに越したことはありません。

それに今は分からないかもしれませんが、あのとき留まってよかったと思えるときがくるかもしれません。

もし中退せずとも良さそうだと思えれば、高校中退を辞めてみるのも勇気です。

世の中にはいろんな人生があって、どれが絶対正しいとか正解とかはありません。

最終的には自分の人生なので、いろんな選択を考えてみたときに、1番自分のためになる方法を選んでくださいね!

高校中退で親を説得するなら適切な内容と順番で伝えよう!

高校中退について親を説得するなら、適切な内容と順番で伝えるようにしましょう!

適切な内容を考えるためにも、まずは親が高校中退を反対する理由を理解することから始めましょう。

そして親の考えが理解できたら、次はその親を説得するために、必要な内容を考えて適切に伝えていきます。

  1. 自分の今の状況や中退の理由を細かく伝える
  2. 最悪の状況になることは理解していることを伝える
  3. これからどうする予定なのか未来像を伝える

これらを丁寧に細かく伝えることで、理解してもらえる可能性は高まります。

Saki

それに高校中退したあとのことを事前に考えておくのは、自分の人生のためにもなるので、必ずしっかり考えておきましょう!

そして場合によっては、高校中退を辞めることも1つの選択です。

よく考えて、1番自分のためになる方法を選んでくださいね!

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