私が高校中退して後悔した理由5つ「後悔しないためにやるべきことも」

高校中退して後悔してることはありますか?

私は高校を中退していますが、高校中退直後に後悔したことが5つ、後悔すると思ってたけど実際は後悔しなかったことが3つあります。

ですがぶっちゃけ高校中退で後悔するかどうかは、その後の行動によって変わると思っています!

この記事の内容
  • 高校中退して後悔した理由5つ
  • 高校中退で後悔してない理由3つ
  • 今高校中退を考えてる人が後悔しないためにできること
  • すでに高校中退して後悔してる人が未来のためにやるべきこと

この記事では、今高校中退を考えている方、すでに高校中退して後悔してる方に向けて、後悔しないためにやるべきことを解説しています!

目次

高校中退して後悔した理由5つ

私は高校中退して後悔した理由5つはこちらです。

  • 学歴コンプレックスと劣等感があった
  • しばらく友達に言えず地元にいるのが辛かった
  • 家族に心配をかけた
  • 大学の費用がかかった
  • 世間では何か問題があると思われる

学歴コンプレックスと劣等感があった

まず1番大きかった後悔は、学歴コンプレックスと劣等感があったことです。

Saki

ポジティブな理由で高校中退したわけではない限り、学歴コンプレックスがある方は多いんじゃないでしょうか。

私は人間関係が原因で高校中退しているんですが、元々は当たり前のように高校へ行き卒業するという、いわゆる普通のレールの上で生きていました。

周りも普通に学校に通っている人ばかりで、高校中退したことは自分の中でかなり大きかったです。

その後私は短大を卒業しており、今でこそ学歴コンプレックスはありませんが、リスクなどを理解した上で高校を中退しても、1番後悔したことです。

しばらく友達に言えず地元にいるのが辛かった

学歴コンプレックスになるほど高校中退は恥だと感じていたので、しばらくは仲が良かった友達にさえ言えずにいました。

私は地方出身なので知り合いとバッタリ出くわすこともある環境で、地元にいるのが辛く、大学進学を機に地元を出て一人暮らししたほどです。

当時は友達にテストや夏休みなどの話をされても、自分も学校に行ってる風を装って話を合わせるなんてことも。

当時は周りも学生だったので羨ましかったし、人間関係で辞めたなんて絶対に知られたくないと、嘘をつくような状況を生み出したことに後悔しました。

Saki

嘘をついてる罪悪感と、それでも言えない葛藤でとても苦しかったです。

家族に心配をかけた

家族に心配をかけたことも、高校中退で後悔したことの1つです。

Saki

高校中退は自分だけでなく、周りにも心配をかけることを、高校中退後に実感しました。

両親は割と「どうとでもなる」というポジティブ思考でしたが、とくに祖母に大きな心配をかけてしまいました。

当時は私自身いろんな悩みや考えでいっぱいで、私のためにと祖母が言ってくれた言葉にも、「自分で何とかするからほっといて!」と言い放ち悲しませてしまったこともあります。

Saki

ですがその後はきちんと謝り、むしろ喧嘩前よりもいろいろ話したり、仲が良くなったきっかけでもあります!

家族や周りにはどうしても心配をかけてしまうことになるので、自分が今後どうしようと考えているのか、伝えておくのが大切です!

大学の費用がかかった

高校中退後は大学に通ったので、学費がかかってしまいました。

実は大学に通いたいと思ったのは高校中退したからで、もし中退していなければ卒業後は働くつもりでした。

公立高校だったこともあり、普通に卒業できていれば費用はかからなかったのに、その後私立大学に通ったので負担をかけてしまいました。

一応短大で学費自体は2年間分でしたが、一人暮らしもしたので、結局は4年制と同じぐらいの費用がかかっています。

Saki

裕福な家庭ではないのに、親には本当に申し訳ないのと、感謝の気持ちでいっぱいです。

世間では何か問題があると思われる

高校中退の学歴は、たとえ最終学歴が大卒になったとしても消えません。

Saki

後からいろいろ努力しても、高校中退は高校中退のままです。

バイトや就活の面接では必ず聞かれるし、これは今後も付きまといます。

もちろんきちんと理由を答えられれば、そして問題ないと判断されれば大きな影響はありません。

ですが大前提として、世間では「高校中退=問題がある」とみなされてしまうのが現実です。

高校中退は将来的にもいろんなリスクが付きまとうので、それを理解したうえでしっかり検討してくださいね!

高校中退で後悔してない理由3つ

高校中退で後悔してないことも3つあります!

  • 精神的に楽になった
  • 高校中退ぐらいで人生は終わらなかった
  • 高校時代の友達がいないし思い出もないこと

精神的に楽になった

高校を中退したことで、精神的にかなり楽になりました!

もちろん「これからどうしよう」という今後の悩みはあるものの、今現在の悩みから解放されたのは大きいメリットです!

Saki

当時はすでに精神的に参っていたので、まずは現在の悩みが無くなるのは大きかったです!

我慢して通って卒業しても、精神的に参った状態でうつにでもなれば、中退以上のデメリットになりえることもあります。

実際に私は在学中にストレスから「体位性頻脈症候群」というものになり、立ちくらみ・めまい・失神の症状がありました。

体位性頻脈症候群とは

体位性頻脈症候群(Postural Orthostatic Tachycardia Syndrome(POTS)ポッツと読みます)は、身体が横になっている状態から立っている状態へと動いた時に、心拍数が大きく上昇し、起立不耐症(立位の維持が困難となる症状)を特徴としています。(POTS and Dysautonomia Japanより)

確かに高校中退はリスクもありますが、私の場合は辞めたことで思考も正常に働き始めたので、その点では後悔どころか良かったと思っています!

高校中退ぐらいで人生は終わらなかった

元々は高校中退すると人生が終わると考えており、実際に中退した後も「人生終わった、、生きてる意味ない」なんて思っていました。

Saki

本当に落ち込みまくってネガティブ思考過ぎました。

ですが高校中退ぐらいで、人生は終わりませんでした!

世の中には高校を中退する人は意外といるし、中退の理由も「学校がだるい」だけではなく、人間関係や勉強に関する悩みの人もたくさんいます。

文部科学省の平成15年度の調査によると、「公・私立高等学校における平成15年度の中途退学者数は合計81,799人であり,年度当初の在籍者数(3,793,952人)に占める割合(中途退学率)は,2.2パーセントである」とのことです。

公立・私立別の中途退学者数
  • 公立高等学校:55,668人(中途退学率2.1パーセント)
  • 私立高等学校:26,131人(中途退学率2.4パーセント)
Saki

年間で約8万人も高校を中退してるんです!

それでも人生終わった人ばかりではないし、たくさんの人が高校を中退しても人生なんとかなっています!

これは私の場合ですが、実際に高校中退を経験したことで、人生が終わるどころか「どうとでも生きていける!」と自信にもなっています!

高校時代の友達がおらず思い出もないこと

高校時代の友達がおらず思い出がないことも、実際にはそんなに後悔にはなりませんでした!

高校中退を考えていることを親に話したときのことですが、

  • 修学旅行や高校の思い出がないことは、いずれ後悔するかもしれない
  • 高校時代の話が出たときに、何も話せないのは辛いかもしれない

このように言われたことがあります。

私は高校2年の春に中退したので、修学旅行も行ってなければ、あまり思い出もありません。

それに高校時代の友達は誰1人関わっておらず、連絡先すら知りません。

ですが、友達は大人になってから別のところでも作れるし、修学旅行や高校の思い出がなくても、とくに辛さはないなという感じです!

Saki

あまり話に参加できない寂しさはありますが、、辛さはありません!

そもそも大人になってから、高校時代の話は頻繁にするものでもありません。

なので私的にはその一時さえ耐えることができれば、とくに後悔するほどではありませんでした!

今高校中退を考えてる人が後悔しないためにできること

今高校中退を考えてる人が、後悔しないためにできることは2つあります。

  • まずは誰かに相談する
  • 高校中退後のビジョンを明確にして行動

まずは誰かに相談する

自分だけで答えを出すのではなく、できればまずは誰かに相談しましょう。

  • 高校を中退しようと考えていること
  • なぜそのような経緯にいたったのか

親でも兄弟姉妹でも、友達でも知り合いでも構いません。

高校中退は人生を左右することなので、第三者の意見を取り入れることも大切です!

Saki

もし相談する人がいない、どうしても話したくない場合は、無理に話さなくてもOKです。

第三者の意見は、自分にはなかった考えを聞くことができ、これなら通い続ける方がいいかも?と考えが変わることもあります。

とはいえ、みんながみんないい意見をくれるわけではありません。

自分のなかでは大ごとでも、周りにとっては「それぐらい」と言われることもあります。

その言葉で余計にしんどくなってはいけないので、「この人はこういう意見なんだな」程度で受け止めることも大事ですよ!

高校中退後のビジョンを明確にして行動

高校中退後のビジョンを明確にしてから行動することは、将来後悔しないための最重要ポイントです!

  • 通信制や定時制に通う
  • 高卒認定を取得する
  • いきなり仕事を探す
Saki

まずはこの3つだけでも、進路やすべきことが大きく変わりますよね!

そしてこの中で将来的に後悔しないようにするには、①か③を推奨します!

いきなりの仕事は若いうちでも採用の難易度が高いうえに、年を取るごとに転職などが厳しくなります。

また、収入面でも「中卒・高卒・大卒」では差があり、高卒認定を取得した場合の就職先の記事でも書いてるように、女性の生涯年収では高卒と大卒でも6千万円もの差があります。

中卒ならさらに収入や待遇面で差が出てくるので、せめて高卒の待遇は受けられるようにしておく方がいいでしょう。

①通信制や定時制に通う

「高卒」の資格がほしい場合は、通信制や定時制に通うのがおすすめです!

①通信制や定時制に通うメリットデメリット
  • 高卒の資格が取れる
  • 学校によっては専門知識を学べるところもある
  • 費用がかかる
  • 卒業の年数が人や場所によって変わる

たとえばサポートが手厚い私立の通信制に通うと、何十万円~で学費がかかります。

しかし高卒の資格が取れるので、その後は大学に行かなくても、就活など問題なく行えるメリットがあります!

「中卒」だと応募できる求人数がかなり限られてしまいます。

大学に行かないのであれば、通信制や定時制で高卒資格を取ってから働くようにすると、後悔する確率を減らせます!

大学に行く予定なら次の項目の方法でもOKです!

高卒認定を取得する

大学や専門学校に通う予定であれば、高卒認定の取得でもOKです!

Saki

ちなみに私も高卒認定を取得して大学に通いました!

②高卒認定を取得するメリットデメリット
  • 学校に通わなくていい
  • 費用を抑えられる
  • 合格しても最終学歴は中卒のまま
  • 合格までの期間は人による
高等学校卒業程度認定試験とは

『高等学校卒業程度認定試験(略して高認)は、文部科学省が実施している国家試験の一種で、高等学校を卒業していない者などに対し、高等学校を卒業した者と「同等以上の学力」を認定する学力試験』です。※ウィキペディアより

Saki

高卒認定は元々、大学入学資格検定(大検)と呼ばれていました!

高卒認定を取得する1番のメリットは、費用がかからないことだと思っています!

  • 3科目以下 4,500円
  • 4~6科目 6,500円
  • 7~10科目 8,500円

高卒認定合格には8科目以上が必要ですが、8科目受験しても8,500円で済みます。

もちろん1発合格できればの話ではありますが、もし3回ほど受験したとしても25,500円です。

Saki

通信制や定時制に通うのと比べると、大幅に費用を抑えられます!

合格できるかどうかは自分の努力次第にはなりますが、高認自体そんなに高レベルなものでもありません。

頑張れば1年以内に取得もできるし、費用を重視して考える方におすすめです!

高卒認定の注意点

注意点として、高卒認定に合格しても最終学歴は「中卒」のままなので、その後は大学や専門学校に通えるなら通った方がいいでしょう。

ただし高卒認定を取得していれば「高卒」の求人にも応募できるようになります。大学に通わないのであれば、スキルを身につけて手に職の仕事に就くのがおすすめです!

すでに高校中退して後悔してる人は未来のために行動しよう

すでに高校中退して後悔してる方は、未来のために行動しましょう!

高校を中退したことに対して後悔し続けても、過去は変わりません。

Saki

どれだけ過去の選択を悩んでも、これからのためにはなりません。

あなたが何に悩んでいるのかによって解決方法は変わりますが、下記を参考にしてみてください。

  • 学歴コンプレックス→学歴を手に入れる
  • 求人がない→学歴を変える、資格やスキルを取得
  • 逃げてしまったと感じてる→何かに挑戦する

これらを成し遂げても、高校中退の事実が消えるわけではありません。

ですが私自身このような行動でコンプレックスが消えたので、行動してみる価値はありますよ!

学歴コンプレックスなら「学歴を手に入れる」

学歴コンプレックスなら、学歴を手に入れてしまいましょう!

方法としては下記があります。

  • 全日制・定時制・通信制の高校に通う
  • 高卒認定の取得(できれば大学進学も)

高校に通うか、高卒認定を取得して大学に通うことで、最終学歴を変えられます。

Saki

私は最終学歴が中卒なのが嫌で、短大を卒業しました!

実は高校に通うのに、年齢制限の上限はありません。

  • 中学校を卒業しているか、中学卒業と同等の学力があると認められていること
  • 入学の段階で満15歳以上であること

このように15歳以上の制限はありますが、上限はないので50歳からでも通うことができます!

ただし全日制は、現役もしくは1~2年の留年生ばかりなので、10代以外にはあまりおすすめできません。

また、1日を通して通う必要があるので、そこに不安を抱えている場合も定時制か通信制がいいでしょう!

通信制などの高校に通うことと、高卒認定のメリットデメリットなどは、上記の項目の高校中退後のビジョンで解説しています!

求人がない・将来が不安なら「学歴を変える・資格やスキルを取得」

もし高校中退や最終学歴の中卒が原因で、求人が見つからなかったり、将来に不安を感じているなら、

  • 学歴を変える
  • 資格やスキルを取得

どちらかで解決できます!

学歴を変える

現実問題として、「中卒」では応募できる求人がかなり限られてしまいます。

なので応募できる求人数を増やしたいなら、単純に高卒などに学歴を変えるのが有効です。

もし高校や大学に通う余裕が無いなら、高卒認定を取得するだけでも「高卒」の求人に応募できるようになるので、かなり変わりますよ!

Saki

最終学歴が高卒や大卒になるだけでも収入が変わるので、学歴を変えるのはめちゃくちゃおすすめです!

資格やスキルを取得

求人はあるものの希望の仕事ではなかったり、将来的に不安を感じているなら、資格やスキルの取得が有効です!

資格やスキルが必要な仕事は、「学歴不問」で応募できる場合が多いです。

また、資格やスキルのレベル次第では、収入アップや転職活動も容易くなります。

正直なところこれからの時代は、学歴よりも資格やスキルの方が重要です。

中卒では求人数が少なく就活自体が厳しいのも現実ですが、学歴よりも資格・スキルがある方が重宝されるのも現実です。

将来のことまで考えるなら、できれば学歴を高卒以上にして(最低でも高認取得)、資格やスキルで実力をつけるのが1番安心です!

逃げてしまったと感じてるなら「何かに挑戦する」

もしも高校を中退したことに対して、「逃げてしまった」とネガティブに感じてしまっているなら、何かに挑戦してみることがおすすめです!

Saki

あなたが好きなこと、やってみたいことはなんですか?

挑戦することの例
  • 資格取得
  • スキルアップ
  • 英語学習
  • 1人で旅行
  • ダイエット
  • 筋トレやストレッチ

など、そんなに大層なことでなくても大丈夫です。

逆に大きすぎる目標だと挫折して、さらにネガティブになる可能性もあるので、小さい目標から始めるのがポイントです!

目標があれば気持ちも変わるし、小さなことでも達成することでコンプレックスなども解消されます。

私は高校中退に対してコンプレックスがありましたが、下記のようにして解消・克服しました!

  • 学歴コンプレックス→高卒認定を取得・短大卒で解消
  • 逃げてしまった感情→短大を卒業することで克服
  • 人間関係の不安→短大で友達を作れたことで克服
  • 将来への不安→Webスキルを身につけて解消
Saki

いつか1人海外にも挑戦してみたいです!

高校中退について少し余談

そもそもですが、「高校中退=逃げ」だと私は思っていません。

正確には高校中退直後は私も逃げてしまったという感情に陥ってましたが、今となっては「辞める選択をした」にすぎないと思っています。

少し周りと違う方法を取っただけ、少し普通と言われるレールから離れただけ。

たったこれだけのことです。

そんなにネガティブにならずとも、これからの行動次第でいくらでも未来は変えられます!

Saki

私自身が証明しているので、自信をもって行動に移してみてくださいね!

視野が狭いなら「海外に行くのもあり」

視野が狭くなっていて、「今の負の状況から抜け出せるわけない!」なんて思っているなら、いっそ海外に行ってみるのもおすすめです!

国によって文化も全然違えば、世界にはいろんな生き方をしている人がいます。

私は1度海外旅行したのみですが、同じように数日間の海外旅行でもいいし、興味があれば海外留学もありです!

Saki

旅行なら場所によっては10万円台で行けたりするので、意外と簡単に経験できますよ!

留学には費用がかかりますが、英語や中国語などが身につけば、それこそ学歴なんかなくても企業から重宝されます!

これからはどんどんグローバルな世の中になっていくので、やってみるメリットは大きいですよ!

高校中退で後悔するかどうかはその後の行動によって変わる!

高校中退で後悔するかどうかは、その後の行動によって変わります!

私は高校中退で後悔したことが5つあると書きましたが、ほとんどが中退直後の話で、今では解消されているものばかりです。

高校中退で後悔したこと
  • 学歴コンプレックスと劣等感があった
  • しばらく友達に言えず地元にいるのが辛かった
  • 家族に心配をかけた
  • 大学の費用がかかった
  • 世間では何か問題があると思われる

何らかの事情で高校を中退しても、その後にまた学校に通うことはできるし、学歴なんてどうとでもなります。

また、資格やスキルがあれば、高校中退であろうが希望の場所で働くこともできます。

ようは高校中退そのものではなく、その後にどう行動するかが重要なわけです!

しっかりと自分の「今」と「未来」に向き合いながら、どんな道を進んでいくのか、計画と目標を立てて行動してみてくださいね!

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