Webデザイナーの将来性は?活躍のために身につけたいスキルと心得
こんにちは、Sakiです!
Webデザイナーの将来性ってどんな感じですか?今後も活躍するために必要なことがあれば教えてください!
Webデザイナーを目指すにあたり、もしくはこれからもWebデザイナーとしてやっていくにあたり、Webデザイナーの将来性って気になるところですよね。
なかには「将来Webデザイナーは必要なくなる」と言われていたり、不安な方もいますよね。
この記事では、Webデザイナーの将来性や不安と思われる理由、これからも活躍するために必要なスキルと心得について現役Webデザイナーが詳しく書いています!
Webデザイナーの現状と需要について
まずは、下記の2021年の経済産業省による「電子商取引に関する市場調査」についてご覧ください。
- 物販系→家電・衣類・食料品などの物
- サービス系→旅行や飲食などのサービス
- デジタル系→オンラインゲーム・有料動画・有料音楽
上記の表は、EC(電子商取引)に関する年数ごとの市場規模の変化です。
下記は分野別の数字で表した伸長率です。
サービス分野での市場規模が減少したものの、他の分野など全体的な傾向としては伸びています。
この結果から経済産業省でも、商取引の電子化は引き続き進展されるとされています。
サービス分野は、旅行サービスが大きく占めているので、コロナの影響が市場規模減少の原因となっています。
ECやらデータやら、「いまいちさっぱり分からんわ!!」という方に、簡単にまとめると、
つまりネット上でのビジネスは、一部コロナで少しの減少はあるものの、まだまだこれからも伸びていくよ!ということです。
ネット上の市場規模が伸びるということは、Web関連の仕事も増えるわけで、それに伴いWebデザイナーもまだまだ需要があるというわけです!
Webデザイナーの将来性が不安と思われる理由
ではなぜWebデザイナーの需要はあるのに、将来性が不安と思われるのか。
主な理由は下記の3つです。
- デザイナーが増えている
- ノーコードなど技術が進化している
- サイトを持たない人が増えている
順番に解説していきます!
Webデザイナーが増えすぎている
時代の変化などで、Webデザイナーがかなり増えてきています。
とくにコロナ渦で在宅ワークや副業を目指した人の中で、Webデザイナーは人気の職業でした。
こういった背景から、同じようなデザイナーが溢れていることが、将来性の不安へと繋がっています。
価格競争になっている部分もあったりと、Webデザイナーの価値が低下している現状もあります。
しかし、これは「デザイン×○○」の複合スキルを付けるなど、周りと差別化することで埋もれるのを防ぐことができます!
身につけたいスキルにはついては後述しているので、ぜひ読み進めてくださいね!
ノーコードなど技術が進化している
サイトは、HTMLやCSSなどのコードを使って作られています。
なので少し前までのWebデザイナーには、コードの知識が必須と言っても過言ではありませんでした。
しかし、技術の進化から、難しいコードを使わずともサイトを制作できるようになってきています。
このようにハードルが下がったことも、Webデザイナーを目指す人が増えたきっかけです。
また、一切Webの勉強をせずとも簡単にサイトを作れるツールも増えています。
なので、そもそもWebデザイナーに依頼せず、自分で作ろうと考える人も増えており、それがWebデザイナーの需要を減らしている原因でもあります。
サイトを持たない人が増えている
SNSの利用者が多いことから、サロンなどもTwitterやInstagramなどでの宣伝で十分という方もいらっしゃいます。
SNSであれば無料で利用できるので、それで集客できているなら、ホームページやブログなどは必要ないという人も増えています。
ホームページは持っているだけで信頼度の上がるツールで、必須とも言われていますが、持たない人も一定数いる以上Webデザイナーの仕事は減ってしまいます。
将来生き残るWebデザイナーになるために身につけたいスキル
将来性の不安も感じられるなか、Webデザイナーとして生き残るために、身につけておきたいおすすめのスキルをご紹介します!
問題を解決するためのデザイン力
単なるデザインではなく、問題を解決するためのデザイン力です。
本来ホームページは、
- 新規客の集客
- 申し込みや資料請求率のアップ
など、クライアントの悩みを解決するために必要なものです。
Webデザイナーとして、可愛くておしゃれなデザイン力も大切ですが、このような問題解決力も必要です。
ですがこの「問題解決力」を持っている人って、結構少ないんです。
しっかりとクライアントの悩みを解決し、クライアントのビジネスに貢献するサイトを制作できるデザイナーを目指してくださいね!
グラフィックデザイン
Webデザイナーでも、グラフィックデザインもできるデザイナーは、幅広い仕事に携わることができます!
どれだけネット世界になっても、名刺やチラシのようなツールは、簡単には無くならないでしょう。
それに、ホームページも作れて、名刺やリーフレット、看板なども作れるとなれば、スタートアップの企業に多方面から力添えすることができます。
そうなれば、いろんなツールのデザインを統一できるし、やり取りも一箇所でスムーズに進むので、クライアント側にも喜んでもらえるはずですよ!
私もグラフィックデザインができることから、サイト制作以外にも、同時にいくつかの依頼をいただく事がありますよ!
マーケティング力
サイト制作には、マーケティング力も必要です。
先ほども書いたように、ホームページは問題を解決するためのツールです。
なので作って終わりではなく、その問題を解決できているかの確認や、解決するための施策も重要というわけです。
そしてこの施策にはマーケティング力が必須ですが、こちらのスキルも持ち合わせているデザイナーは少ないです。
市場の動向やSEOに関する知識などを身につけることで、周りと大きく差をつけたWebデザイナーになることができますよ!
マーケティングの知識はブログの運営で身につけることができるので、ぜひ試してみてくださいね!
ECサイトの制作
最初に解説した経済産業省のデータからも分かるように、ECの市場規模はこれからもどんどん拡大していきます。
ということは、ECサイトの需要もそれに伴い増えていくというのが分かりますよね!
多くのお店がコロナを機に、実店舗だけでなくオンラインでの販売も始めています。
ですがやはり増えているデザイナーの傾向は、通常のホームページ制作というような感じです。
ということは、ECサイトを制作できれば差別化になるし、なんならECサイト専門でも良いかもしれません。
需要はこれから増えるので、今が目指し時ですよ!
下記の記事で紹介しているスクールには、Shopifyを使ったECストア構築のコースがあります。ぜひ参考にしてください!
プログラミング
プログラミングはWebデザイナーというより、プログラマーという立ち位置になりますが、かなり需要が増えるスキルです。
また、経済産業省の調査になりますが、
IT人材は、2020年に約37万人、2030年には約79万人不足すると予測されており、深刻化すると考えられています。
10年以内に79万人も不足すると考えると、少し恐ろしいですよね。
そしてこのIT人材に必要なスキルの1つとして、プログラミングが挙げられます。
プログラミングは得意不得意が大きく分かれる分野でもあるので、難しいものではありますが、その分重宝されるスキルです。
完全にプログラマーにはならずとも、今後を考えると大いに役立ち長く活躍できるので、身につけておくのはおすすめですよ!
将来生き残るWebデザイナーになるために必要な心得2つ
生き残るWebデザイナーになるために必要な心得を、2つご紹介したいと思います!
流行や最新情報を追う
Webやネットの世界は、めちゃくちゃ変化していきます。
少し前の常識が今では通用しないなんてこともザラです。
なので、流行や最新情報を敏感に追うことは、Webデザイナーにとって大切なことです!
SNSやブログなど、いろんなところで日々最新情報がアップされていますよ!
頻繁に情報をチェックしながら、最先端の知識を身につけたデザイナーになってくださいね!
周りとの差別化
上で書いたスキルもそうですが、周りとの差別化がないと生き残るのは難しいです。
でも「差別化」って言葉では簡単に言っても、実際には難しいですよね。
前例のない事を先に進めるのは勇気がいるし、成功の保証もありません。
それでもやっぱり生き残るためには、差別化が絶対に必要です!
人のためやチカラになれると思ったことは、自分を信じてやってみてくださいね!
Webデザイナーは将来性も需要あり!自分次第で十分生き残れる!
この記事では、Webデザイナーの将来性や、活躍するために必要なスキルと心得について書きました。
Webデザイナーはこれからも需要があるし、自分次第で十分生き残れます!
ですが生き残るには、スキルや周りとの差別化が必要不可欠です!
将来不安だなと感じる方は、「自分に合っている・将来性がある」スキルを身につけて、これからも生き残り続けましょう!
そしてもう1つ下記の記事でご紹介しているビジネススキルもあれば、さらにWebデザイナーとしての勝率が上がります。ぜひ合わせて参考にしてください!